女優の芦田愛菜さんが「慶応大学医学部に進学することが内定した」と一部のメディアが報じましたが、その後デマであったことが分かりました。
そんな話が飛び出すのもある意味、人気の証拠だとは思うのですが、芸能活動で忙しいと思われる芦田愛菜さん、ただでさえ難しい医師、そして病理医になるという夢を実現することはできるのでしょうか。
芦田愛菜が病理医を目指したきっかけは、小6の時に見たドラマ
芦田愛菜さんが、慶応義塾中等部に入学した2017年、4月19日放送の日本テレビ「スッキリ!!」にVTR出演した際、この春から始まった中学生活について語り、その流れの中で、将来について「病理医」になりたいと話しました。
「病理医」・・聞きなれない職業ですね!一体、どんなお仕事なのでしょうか!?
病理専門医&科学・医療ジャーナリストの榎木英介先生によると、
病理医の仕事、病理診断とは、主に顕微鏡を用いることによって、患者さんから採取した臓器、臓器を構成している組織、そして一個一個の細胞の標本を観察し、病気があるのか、ないのか、あるとしたらどんな病気か、そして、もし可能ならどこまで広がっているのかを調べ、そのことをレポートに書くことだ。
引用元:YAHOO!ニュース
愛菜さんは小6の時に見た長瀬智也主演のドラマ「フラジャイル」で病理医という職業に関心を持ったようです。
愛菜さんが小6の時と言えば、難関校の中学受験の勉強で大変だったかと思うのですが、そんな中でもドラマとか観てたんだな~と、ちょっと意外だったのですが、ただ観ていただけではなく、その職業に憧れを持つという意識の高さ・・。
私が小6の時はどうだったかと思い返してみると・・すいません、何も考えてませんでした!
勉強と芸能界の両立を目指し、慶應義塾中等部女子~高等部へ
一日12時間とも言われる猛勉強で、都内の複数の難関中学校に合格した愛菜さん、芸能活動に比較的寛容と言われる慶應義塾中等部女子に入学、その後高等部に進みます。
私はたまにしかテレビを見ないのですが、そんな私でも芦田愛菜さんがCMに出ているのをよく見かけます。子役をやっていた方って、いつの間にか見かけなくなったりする場合も多いのですが、愛菜さんはずっと人気を保ち続けている印象です。
そんな中でも、現在高等部3年生の愛菜さん、成績はトップクラスとの事。先述したような、慶応大学医学部に進学することが内定したというデマも、本当の話だと信じてしまうくらい優秀なのだと思われます。
ただ、内部進学で医学部に入ることができるのは、200名ほどのうちのわずか5名程度だというのでかなり狭き門ということです。
芸能活動やっていて、受験勉強は大丈夫なの?と心配になってしまうのですが、
「10社以上のCMに出演しているため、芸能活動ばかりしているように思われますが、レギュラー番組は1本だけで休日中心に収録しています。また、6月には主演映画が公開されますが、こちらも昨年の夏休みに撮影は終わっているんです。
あくまでも学業が最優先で、現場でも休憩時間に試験勉強している。また、今年はもう長期にわたるドラマや映画の仕事は一切受けていませんね」(前出・テレビ局関係者)
引用元:YAHOO!ニュース
ちゃんと計画通りに進めておられるみたいです!
病理医になるため医学部へ、それは慶應義塾大学とは限らない
そもそも病理医になるには、どのようなプロセスを踏めばよいのでしょうか。
先ほどの榎木英介先生が、分かりやすくまとめて下さっています。
病理医になるには、大学医学部医学科で6年間学び、2年間初期臨床研修をし、3~4年病理医専門研修をし、病理専門医試験に受かってようやく病理専門医としてスタートを切れる。18歳で高校を卒業し、順調にいったとしても30歳の手前でようやく病理専門医になれる、果てしない道だ。
引用元:YAHOO!ニュース
まず、医師免許を取ることが必要で、それは医学部医学科であればどこの大学でも構わないとの事。ですから、芦田愛菜さんは絶対に慶応義塾大学でなければならない、というわけではありません。
また、2年生になってからは化学を履修していない為、少なくとも慶応義塾大学医学部への内部進学の可能性は極めて低いという見方も強いようです。
内部進学で医学部を目指す生徒は、必ず化学を履修します。そうでなければ大学で一から化学を学ぶことになるからです」(慶應女子関係者)
引用元:YAHOO!ニュース
病理医と芸能界の二刀流は可能なの?専門家の意見は?
榎木英介先生は、病理医について
「女性にも女優にも向いた職業です」
と語っておられます。
その理由として、ほかの科の医師と比べると、比較的時間に融通がきくという点を挙げておられます。
例えば明後日までに診断しなければならない標本があったとして、それは朝でも夕方でも、明日でも構わないということのようです。
女優業もできるはずだ。さすがに主演映画とか主演連ドラに出るときには一定期間休職することになるだろうが、それでも、定期的なレギュラー番組の出演とか、スポット的なものなら十分いけるだろう。
引用元:YAHOO!ニュース
あと、一人前になるには時間がかかりますが、いったん知識などを身に着けてしまえば末永く続けられる、という点です。
そして普段は患者さんに接することがない、ということも大きいと思います。患者さんと接する場合どうしても芦田愛菜さん目当てに来る人がでてきてしまい、現場が混乱する可能性が考えられるからです。
愛菜さんが病理医と芸能界の二刀流を考えておられるかは分かりませんが、不可能ではないという気がします。
ぜひ、夢をかなえて頂きたいと思います!
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