テレビで「徹子の部屋」ってずーっと昔から続いてるな~と思って調べてみたら、始まったのが1976年2月で、もう50年近く放送されているんですね。
当初42歳だった黒柳さんは、ということは・・そう、90歳(2023年12月現在)なんです!
とは言うものの、いつもお元気で年齢を感じさせない黒柳徹子さんの健康の秘訣って何だろう、と気になったので調べてみることにしました。
黒柳徹子がジャイアント馬場に教わった毎日欠かさない運動とは!
健康維持のために大切な事としてよく言われるのが、「運動・食事・睡眠」ですよね。
習慣的に適度な運動をすることで、体力の向上や筋肉の維持・肥満の防止などの効果が考えられますが、それだけでなくお腹が空いてご飯も美味しく食べられますし、程よい疲れが良質な睡眠にもつながります。
1998年11月30日に「徹子の部屋」にジャイアント馬場さんが出演された際、日頃から
「100歳まで仕事がしたい、舞台に出たい」
と言っていた黒柳さんに対して、ジャイアント馬場さんは
「だったらヒンズースクワットをおやりなさい。僕たちは二千回やりましたけど、あなたはレスリングをやるわけじゃないから、五十回やればいいですよ」
引用元:ロレッタブログ
と言って、実際にその場でやって見せてくれたそうです。
それ以来、今日まで25年以上ずっと毎日続けて来られたとの事。
ユニセフの活動でアフガニスタンに行った時には、電気が無く真っ暗な中でもやっていた事が評判になったほど。
暗闇だろうと、どこだろうとほんのちょっとの場所さえあれば、いつでもできるというのがいいんですね。
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でも実際にはどのような効果が期待できるのでしょうか!?
スクワットっていうと、何となく「筋トレ好きな人」がやっているイメージなのですが・・。
筑波大学人間総合科学学術院の久野譜也教授によると、スクワットで鍛えられる大腰筋が重要との事。
「大腰筋は、人生100年時代の健康寿命を延ばすために欠かせない“移動能力”を保つうえで、キーとなる筋肉なのです。
大腰筋は移動の基礎となる歩行サイクルを担い、脚を後ろから前へ動かす瞬間に働きます。大腰筋が衰えると歩幅が狭くなり、爪先が下がって段差でつまずきやすくなり、移動能力が落ちるのです。」
引用元:Tarzan
歳を取るにつれ、転んだ時の骨折などのリスクも高まりますし、回復に時間がかかると筋力も衰え、動かなくなることで外部からの刺激が少なくなると認知症にもつながりそうですね。
それに、大腰筋を鍛えることで腰痛や肩こりの緩和にもつながると久野譜也教授はおっしゃっています。
ただ、黒柳さんがジャイアント馬場さんに教わったのは通常のスクワットではなく、「ヒンズースクワット」です。
どう違うのでしょう?
ヒンズースクワットが通常のスクワットと大きく異なるのは、トレーニングするときに「かかとを浮かせること」と「反動を使うこと」の2点です。
引用元:uFit
かかとを浮かせることでバランスが取りづらくなるので、体幹も鍛えることにつながるそうです。
それに、手を大きく振ることで手の反動を利用し、通常のスクワットにはない全身運動となり、筋トレというよりは有酸素運動に近いものだとの事。
大腰筋など大切な筋力をそこそこ鍛えつつも、全身運動も兼ねていることで、健康維持のためにはとても効果がありそうですね!
お腹周りの引き締めなどにも効果があるとの事で、最近お腹が出てきてしまった私もぜひ始めようと思っています・・。
黒柳さんがヒンズースクワットを実際どこまで忠実に実践されているのかは分かりません。
上の動画では、
「ちょっと変形なんですけど」
と言いながらやっておられて、専門家の方に言わせるともしかしたらちゃんとできてない、とおっしゃる方もいるのかもしれません。
でも大切なのは続ける事なんですよね。きちんと基本通りやっていたとしても、それが重荷になって辞めちゃうくらいなら、自分のやりやすい形でも続けた方が絶対にいい。黒柳さんはそう教えて下さっていると感じました!
そのように、黒柳さんは毎日寝る前のヒンズースクワット50回に加え、週2回、体操の先生に来てもらい、家でできる体操もされているそうです。
「徹子の部屋」もそうですが、一旦始めたことはずっと続けておられる黒柳さんって凄いなと改めて感じました・・!
常識破りな黒柳徹子の睡眠の取り方とは?どれくらい寝てるの?
黒柳さんは80歳を過ぎるまで、夜型の生活をしていたそうです。
テレビや舞台などの仕事を終えた後も、デスクワークなどをやって朝5時くらいに寝て、お昼まで寝る、という生活を続けて来られました。
ですがある時、
「午後10時から午前2時の間に、成長ホルモンがたくさん出る」
という話を聞いてからは生活を一新、現在に至るとの事。どのような睡眠の取り方なのでしょう?
黒柳さんの新しい眠り方は少し変わっています。まず、帰宅したら顔だけは洗って、すぐに眠ります。その時刻は、だいたい午後10時。そのあと、午前2時ごろに一度目覚めて、3時間ほどデスクワークをします。一仕事終えたら、温かい牛乳を飲んで再び眠りにつきます。
引用元:AllAbout
いわゆる二度寝ですね。正式には「分割睡眠」と言うんだそうです。
生活リズムを崩す二度寝は体に良くない、というイメージを持っておられる方は多いかもしれませんが、睡眠の専門医・雨晴クリニック副院長の坪田聡さんは、高齢者におすすめの睡眠方法だとおっしゃっています。
私もそうなのですが、歳を取るにつれだんだんと長い時間眠れなくなるんですね。もっと寝たい、寝なきゃいけないのに、目がさえて眠れない。
「目が覚めてしまって眠れないのなら、無理に眠ろうとせず、起きて何か活動をすればいい。それでまた眠くなったら眠る、その繰り返しでいいんです」
引用元:介護ポストセブン
黒柳さんの現在の睡眠方法はまさしくこれを実践しておられる感じですね。
でもこれは、黒柳さんが82歳の頃の話。
作家の五木寛之さんと対談された2021年、黒柳さんが88歳の頃には、二度寝の睡眠方法は維持しながらも、何と「毎日10時間ぐらい寝ています」、
そして寝ることの大切さを、次のように語っておられます。
結局、寝るってことがとても重要だと思います。10時間寝てれば、何があっても風邪なんかひかないですよ(笑)。おなかもこわさないし、一番は憂鬱にならないです。
引用元:家庭画報.com
私も最近、睡眠ってすごく大切だな、と感じることがしばしばあります。
よく寝られていない時って、ちょっとしたことでイライラしたり、何か落ち着かないというか・・。
でも、本当はやらないといけないこととかいろいろあるのに、疲れて寝落ちしてしまった時なんかは「寝ちゃったな~」と悔いつつも意外と頭や気持ちがスッキリしてたりするんですよね。
私たちの脳は莫大なエネルギーを使う器官で、休息(眠り)をとても必要とします。眠りには、脳を休ませ回復させる機能があります。うつ病になると、症状の一つとしてよく眠ることができないために、心身の休息、特に脳の休息が取れないようになってしまいます。
引用元:よしこ先生の睡眠の話
それにしても、10時間寝られるって、やっぱりすごいですね!なぜそんなに寝られるのでしょう?
気になる黒柳徹子の驚きの食生活!食べる事はやっぱり大事・・
黒柳さんは、睡眠はもちろん、食事もしっかりと摂っておられます。
50歳くらいまでは、昼も夜も大好きな焼肉がメインの食生活でしたが、以降は魚や野菜が中心の食事に変えられたそうです。
とは言え歳を重ねても食欲は衰えず、83歳の時に「Domani」8月号のインタビューで、公演後に毎晩ご飯を3膳半食べていたことを明かされています。3膳半というと、どんぶり1杯の量です。
「食べ過ぎじゃないの?」と心配になりますが、共立女子大学食物栄養学科教授の上原誉志夫さんによると、一緒に肉類や、野菜類も食べて消化を促せば心配はいらないと語っておられます。
「黒柳さんの場合、エネルギッシュに活動されているので、カロリーもしっかり消費しているんでしょうね」
引用元:介護ポストセブン
体にいい悪いはさておき、黒柳さんは高齢にもかかわらずなぜそんなに長い時間寝られたり、心配になる程の量の食事を食べられるのでしょうか?
黒柳さんは、かつて忙しすぎて過労で倒れてしまい、入院されたことがあり、その時、お医者さんにこう言われたそうです。
”自分の好きなことだけやって生きていくんだね”
”仕事選ぶ時でも、これは自分が本当に好きだなと思うものを選んでやっていけば、たぶん病気にならないと自分は思う”
引用元:YAHOO!ニュース
それからは、実際に自分がやりたい仕事だけをやっているとの事。
好きな事をやっているとよく食べられるし、よく眠れる。
それ以来、ずっと病気はしていないそうです。
ストレスは万病のもと、とはよく聞きますが、やはりできるだけ毎日ストレスをためないように過ごすことは大事なのですね。
私も、仕事前にはあまり食欲も無いのですが、休みの日にはどれだけでも食べたいと思いますし、良く寝られますしね。「嫌だなと思う仕事」をしないで済むような環境を作る努力もしなければな・・と思いました!
あと、黒柳さんのすごい所は、何か人からアドバイスを受けた時にそれを素直に受け止め、実践しておられる点だと思います。
黒柳さんは100歳までは仕事を続けたいとよくおっしゃっていますが、この調子だと全然もっと余裕でいけそうな気がするのは、私だけではないのでは・・!?
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