2025年2月24日に行われたプロボクシングの試合、那須川天心と元世界王者のジェーソン・モロニー戦では、那須川選手が3-0の判定で勝利しましたが、そのジャッジに対してはいささか物議を醸すこととなったようですね。
元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二さんは、
「98-92ってあり得ないけどね。あまりにもひいきしすぎだよね」
引用元:サンスポ 格闘技特集
と、指摘していたとの事。
それはさておき、その試合では別の話題が沸き起こっていました。
ラウンドが進むごとに、モロニー選手の顔が真っ白になっていったのです。
ラウンド毎にモロニーのワセリンの量が増えてる pic.twitter.com/xvfPzGm6Rc
— チラリズム研究会@キング (@ww6_66w) February 24, 2025
さすがにこれってルール違反じゃないの?
レフェリーが注意したり止めたりしなかったのはなぜ!?
ワセリンの塗り過ぎは違反じゃない!?ボクシングのルールは?
試合中、パンチが顔に当たることでまぶたなど顔の皮膚が切れてしまう事がたまにあるようです。
ボクシンググローブの皮が、肌にくっつきやすい性質を持っているせいで余計に切れやすいのだとか。
ワセリンを塗ることで、ヌルヌルして潤滑油のような役目をしてくれるんですね。
特にまぶた辺りが切れてしまうと、出血が目に入ってしまい見えづらくなってしまいますし…。
止血の際にも使用されるとの事。
とは言え、塗り過ぎってどうなの!?
これには疑問の声が多く上がっていたようです。
「レフェリーに指摘されないのもめっちゃ笑った」
「こんだけ塗ったらパンチの威力軽減できそう」
「これから髭でも剃るんかな?」
「ヌルヌル大作戦」
「最終ラウンド、小梅太夫になるのかと思った」
「ルール違反にならないの?」
「反則なのでは」
引用元:YAHOO!ニュース
確かに素人目線で言うと、たくさん塗っておけばその分滑ってパンチの威力が軽減されるような気がしないでも無いですね。
レフェリーはなぜ注意したり試合を止めたりしなかったの?
ルールについて色々と調べてみたのですが、やはりワセリンの使用は認められているものの、その量については言及されていないようです。
まあ、塗るのは大丈夫だけどどれくらいまではOKでそれ以上はダメ、という線引きも難しそうですしね。
いわゆるグレーゾーンって感じなんでしょうか。
ただここまで来るとグレーどころではなく、もはや黒(あ、白か…ややこしい)なんではないか、と。
レフェリーにしても、今回のようなケースが過去に前例がなく、
「止めたほうがいいかな…どうしようかな…?」
って、もしかしたら迷っていたのかもしれませんね。
ただ今回の件が「前例」となって、今後似たようなケースがあったら次は止められてしまうんじゃないでしょうか。
とは言え「ワセリン塗り過ぎ」のモロニー選手は那須川選手に敗れてしまいました。これがもし勝ってたとしたら、この件はもっと問題になっていたかもしれませんね。
ワセリン塗り過ぎがレフェリーのジャッジに影響?ネットの声は
冒頭で書いたように、ジャッジがいささか那須川選手びいきだったのでは、という意見もありましたが、もしかするとモロニー選手のこのワセリン塗り過ぎがレフェリーの心証を悪くしてしまったのでは?
モロニー陣営はパンチが滑るように敢えてワセリンを多く塗ったに違いない! それをジャッジは鑑みてモロニーが天心をボコボコにしているのに天心に点数を入れたのだ! ヨシッ! これで疑惑じゃなくて天心完全圧勝の辻褄が合うぞ!
引用元:https://x.com/B2gEQ0giePgcjgN/status/1894714433701826950
天心とモロニーの判定、若干モロニーに厳しめかなって印象だけど、ワセリン白塗りの分を引いたらまあ妥当。
引用元:https://x.com/nanasi_poi_san/status/1894688990953124233
モロニー負けたのはワセリン塗りすぎたから
引用元:https://x.com/magjadjdamg/status/1894603028956868676
まあ、塗ったのはモロニー選手自身ではなくセコンド、トレーナーなんですが…。
なんでそんなに塗りたくってしまったのか聞いてみたいところです。
ただ、ワセリンを塗り過ぎたことでそれが相手選手のグローブに付着し、顔面にパンチを受けた時に目に入り視界が遮られてしまうリスクもあるようですし。
う~ん、どうなんだろうって思いますね。
コメント