ホリエモンこと堀江貴文、そしてひろゆき。
あらゆるメディアにおいて、今やこの二人の名前を目にしない日は無いほどです。何か一言コメントする度にそれがニュースとして取り上げられるくらい影響力を持つほどの二人ですが、その関係性もたびたび話題になります。
最近では、リング上で対決するのでは、という話になっていますが、どうしてそこまでいってしまったのか、二人の出会いから現在、そして今後どうなっていくのか、今後の展開についても考えてみました。
二人の出会いはいつ?そこからすべては始まった・・。
ひろゆき氏によると、「確か・・」2000年代、ネットラジオの運営を行っていた週刊アスキー関連の「ミスミ」という会社の人の計らいで飲み会をした時が最初の出会いだとのこと。
堀江氏がライブドアの全身である「オン・ザ・エッジ」の代表だった時ですが、特にこれといった印象は無かったみたいですね。
その後、2009年3月に出版された堀江氏の著書「徹底抗戦」の出版記念として、ニコニコ生放送で対談したり、週刊プレイボーイの対談コラム「なんかヘンだよね・・」は、その後書籍化されるなど数々のコラボ企画を重ねてきました。
2011年6月20日、いわゆるライブドア事件で堀江氏が収監される際には付き添っています。
ただ、その時のひろゆき氏の様子がとても楽しそうで、のちに堀江氏はこの時の状況について「これ、刑務所に入る俺を面白がってるだけでしょ完全に」と苦言を呈しています。
実際、ひろゆき氏自身この時の気持ちを「すげーおもしれーと思っていた」「友達が検察に入る機会なんて滅多に遭遇出来ないから、いい体験ができて楽しかった」と動画の中で質問に答えています。本当に楽しんでいたんですね!
堀江氏の出所後も二人のビジネス面での関係は続きますが、思えばこの頃からすでに、堀江氏はひろゆき氏に対して不満を抱きつつあったのかもしれません。
ビジネスとは言え、メディアでの対談・共演などが多いことから「仲が良い」と見られがちな二人ですが、当人たちにとっては特にそういうわけではないようです。
すいません、生まれてこれまでひろゆきと親友だったことは一度もありませんよ。お仕事をしたことはありますが。いわゆるプライベート的な場所でも会うことはありませんし https://t.co/yC3ndf8VEy
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) March 4, 2021
ひろゆき氏も、「仕事で連絡を取るのでラインのやり取りはしているが、プライベートでの付き合いはない」。
そんな中、2020年の秋、いわゆる「餃子屋事件」が勃発します。だいたい、以下のような流れです。
堀江氏がスタッフ達と三人で尾道の餃子屋さんに来店→スタッフの一人がマスクをしていなかったため入店を拒否される→堀江氏が自身のフェイスブックにこのお店の批判的な内容を投稿→それを見た一部のユーザー達がお店への嫌がらせの電話などで、休業に追い込まれる→そのことを知ったひろゆき氏がクラウドファンディングで冷凍餃子の通販を提案→1500万円が集まり、お店は復活→ひろゆき氏はお店を救った英雄、堀江氏は悪者という構図になり、このことで堀江氏がひろゆき氏への絶縁を宣言
この「餃子屋事件」が決定打となったことは事実ですが、「僕が一方的に嫌われているだけで、僕自身は堀江さんを面白いと思っているし、仲良くやっていきたいと思っている」というひろゆき氏に対し、堀江氏は「もともと友達でも何でもない、一緒にやるメリットが何もない、むしろマイナス」と、二人のスタンスは完全に分かれています。
現在の状況・・リングでの対決へ発展⁉
そして今回の件。
「堀江さんと、ひろゆきのHATASHIAIの可能性はあるでしょうか?」と素人格闘技イベント参加について問われた。2人は20年9月にあった“餃子マスク事件”をめぐって絶縁中の関係。これに堀江氏は「ひろゆきが受けるんだったら全然やるよ!あいつは結構体格いいからね」と、まさかの“挑戦状”を叩きつけた。(引用元:ヤフーニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d0247980fea749eec86d2e5d2eab9f417330c51c)
これに対しひろゆき氏は「堀江さんがおいらと同じくらいまで体重落としてくれたらやる」と自身のツイッターで反応したとのこと。
ただでさえ注目度の高い二人がリングで対戦する、という構図に関心を持つ方も多いのかもしれません。
ただ、前述したように堀江氏は「一緒にやるメリットがない」、ひろゆき氏も「仲良くしたいと思っている」ことを考えると、お互いにそんなことをやる意味を感じているのか、ちょっと不思議に思います。特に堀江氏に関しては、本当にひろゆきが嫌いだったら対戦どころか顔も見たくないのではないかと思うからです。
それについては、この「HATASHIAI」というイベントが堀江貴文イノベーション大学校(HIU)から生み出されたファイトクラブである、ということが関係しているのかな、と感じました。本当にやる、やらないはともかく、話題になれば宣伝になりますからね。
あと、ひろゆき氏に関しては、堀江氏も本気でやるつもりはないだろうし、そのために体重を落とすなんてことは絶対無いだろうと考えての発言ではないかと思います。
まとめ・・二人の今後はどうなっていくのか
今回いろいろと調べてみて感じたことは、二人がずいぶん異なるタイプなんだな、ということです。堀江氏は物事に対してわりとストレートで、真面目で怒りっぽい人だという印象を持ったのに対し、ひろゆき氏はいつもニコニコ(悪く言えばニヤニヤ)していて何を言われても面白がって対処している、そんな感じです。
この二人は以前はよく対談などの企画を行っていたのですが、タイプが異なるだけにビジネス面においてはある意味いいコンビだったのかもしれません。ただ、プライベートでの付き合いにまで関係が発展することは無く、やはり性格上合わない点も多いのでしょうね。
ただ、二人に共通して言えることは、人に対してバカとか思ったことは何でもはっきり言ってしまうのでそのことに関する批判も多いのですが、もっと大きな観点で、現代社会における様々な矛盾点など真剣に考え、何とかしたいと思っているというのは根底にあるのではないか、ということです。
メディア的にはどうしても、世間の耳目を集める話題性のあるネタを提供したいので今回のような報道になっているのだと思いますが、本人たちにすればあくまでそのような期待に対して適切に対処しているのに過ぎないのではないか、と。
そう考えると、今回の件を含め二人の関係性についてあまり関心が持たれなくなった頃に、また何らかのビジネスなどをきっかけに意気投合していたりする可能性もあったりする、そんな気がします。目的が同じであれば、性格が合わないとか関係ないと思うからです。
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