小島よしおさんの全盛期をご存知の方々の多くは、心のどこかで
「今は売れてるけど、そのうち消えるんじゃないかな・・」
と思っていたのではないでしょうか。
周りもそうですが、それは小島よしおさんご本人が一番感じておられたようです。
なんせ、2008年から10年ごろには週刊誌の「来年、消える芸人ランキング」で3年連続1位でしたから。ほかにも、「占い師に聞いた来年消える芸人ランキング」「女子高生に聞いた〜」「子どもたちに聞いた〜」などでも1位になって、全方位から「消える」と言われていました。
引用元:meetscareer
ですが、それから15年ほど過ぎた今日においても小島よしおさんは消えていませんし、それどころか子供たちに大人気なようです。
ショッピングモールなどを中心とした「子ども向けライブ」は年間150本。テレビ画面に映らないところで小島は、全国各地から引っ張りだこなのだ。
引用元:毎日新聞
子どもが見ている教育系YouTubeチャンネルの1位は「小島よしおのおっぱっぴー小学校」。
チャンネル登録者数は何と15.5万人(2024年4月現在)です!
今回は、そんな小島よしおさんが子供たちに人気な理由を探ってみることにしました。
ターゲットを子供に絞ったライブイベントが好評!
小島よしおさんは「そんなの関係ねぇ!」が「ユーキャン新語・流行語大賞2007」のトップ10に入賞するなど大人気でしたが、2011年にレギュラー番組が終了する頃には焦りを感じていました。
そこで先輩に相談すると・・。
「子ども好きなんだし、子ども向けライブをやってみたら」とアドバイスされ、2011年から子どものためのライブをやり始めたのだ。すると、「『そんなの関係ねぇ!』が子どもたちにめちゃくちゃウケた」ことで自信がついた。
引用元:東洋経済オンライン
小島よしおさんが子供たちに人気の理由は、どうすれば子供たちが喜んでくれるかということにターゲットを絞って活動されているからなんですね。
でも最初の頃は、全然ウケない事が続いたりと、試行錯誤の日々だったようです。
それでもめげずに少しずつ、子供たちにウケるツボを見つけていったとのこと。
カッコつけない事で子供たちのハートをがっちり掴んだ!
小島よしおさんは、毎日新聞のインタビューで、
「子どもたちの心をつかむコツを、ぜひ教えていただきたいです。」
という問いかけに対し、こう答えておられます。
まずは、自分をさらけ出すことじゃないでしょうか。子どもは大人の感情を読み取るのがうまくて、手を抜いたり、取りつくろったりする相手には、心を開きません。とにかく、カッコつけずに自分をさらけ出す。ぼく自身、海パンが衣装という時点で、かなりさらけ出しています(笑)。
引用元:毎日新聞Thinkキャンパス
確かに、海パン一丁で見た目もさらけ出していますし、見る人によっては
「いい歳した男がアホな事やってんな~」
と感じる方もおられるかもしれないのですが、意外と誰にでもできる事じゃないと思うんですよね。大人になるとそれなりのプライドや、羞恥心のようなものがありますから。
でも子供って、そういう大人たちばかり見てきてるから、小島よしおさんのパフォーマンスは新鮮に感じるんじゃないかという気がしますね。
例えばスーツなんか着て気難しい顔をしている大人と、海パン一丁で楽しそうに踊っている小島よしおさんのどちらに子供たちは親しみを感じるのか、ということだと思うんですね。
ライブ以外にも子供たちが楽しめるコンテンツの数々!
小島よしおさんは子供向けのイベントで全国を駆け回るだけではなく、様々なコンテンツを用いて活動をされていますので、ご紹介したいと思います。
2014年に「キッズコーディネーショントレーナー」という資格を取得された小島よしおさんはその後、“やってみ体操”というDVDブックを発売されています。
「運動神経や考える力、社会性、コミュニケーション能力がアップできるよう」機能的に構成された内容だとの事ですが、
小島さんは、いろいろな遊びを楽しく教えてくれる体操のお兄さん風で登場したり、目や鼻、口、手足など体のパーツを歌って踊りながら教える「カラダンスマン」に扮したりしています。
引用元:ハピママ
やっぱり楽しそうな内容みたいですね!
また、「小島よしおのボクといっしょに考えよう」という本も出版されています。
内容としては、小島よしおさんが22人の小学生の悩みに真摯に向き合い、寄り添いつつ答えるというものだとの事。
こういった姿勢も、子供たちの心をつかんで離さない人気の理由なんでしょうね。
そして「子供が見ている教育系YouTubeチャンネル第1位」の「小島よしおのおっぱっぴー小学校」。
これだったら勉強も楽しみながら進めて行けそうですね!
このように小島よしおさんはあくまでも子供目線で、子供たちが楽しみながら必要なものを学んでいけるように常に考えておられるということを感じます。
かつては教員免許の取得を目指していましたが、お笑いの道に進んだため断念したそうです。とは言え、このように新しい形で楽しみながら学びの場を提供することに充分、成功しておられるのではないでしょうか。
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