私は野球に詳しくないのですが、大谷翔平さんのことは知ってますし、メジャーリーグの試合も大谷さんの打席はたまに見ます。
というレベルのなんちゃって大谷翔平ファンです。
もちろん大谷選手が所属するドジャースの試合も気になったりします。
その流れで、対戦相手のチームや選手にも関心が行ったりします。
2024年、大谷さんがドジャースに移籍して最初の年は見事、ワールドシリーズを制覇し優勝しましたね。
この記事を書いている2025年も、現在ポストシーズンの真っただ中でドジャースがまずレッズを下し、次の地区シリーズでフィリーズにまず1勝したところです。
ジャッジのエラーはヤンキースの勝敗に強く影響している?
ここでこんなニュースが入ってきました。
ヤンキース崖っぷち…2連敗で地区S突破に“赤信号” ジャッジが失策、2戦23失点の投壊
引用元:YAHOO!ニュース
「ジャッジが失策(エラー)」
と、わざわざ強調していますが、この日ジャッジは2安打しているんですよね。
投手陣も大量失点していますし、ジャッジのせいだけじゃないと思うんですが…。
ただ、このエラーの後、投手フリードは2ランを打たれてしまい、その後も失点するなど言わばジャッジのエラーがきっかけで崩れてしまった感もあるんですね。
その記事を見て、ちょっと思い出したことがありました。
確かジャッジって、去年のワールドシリーズでもかなり手痛いエラーをしたんじゃなかったっけ!?
しかし、5回に悲劇が起こる。先頭のエンリケ・ヘルナンデス内野手がドジャース初安打を放つと、続くトミー・エドマン内野手が鋭い当たりをセンターに運んだ。何でもない当たりだったが、中堅ジャッジがポロリ。まさかの形で走者が2人たまった。ジャッジは今季失策ゼロ。大舞台でまさかのミスを犯した。
引用元:Full-Count
この後も他の選手に2つのエラーが続き、それまで5点リードして楽勝ムードだったヤンキースは負けてしまい、ワールドシリーズでの敗戦も決定してしまったんですね。
悪い流れのきっかけを作ってしまった、ということになるのかもしれません。
チームリーダーとして存在感の大きいジャッジだけに、彼のミスの一つがチームの士気にも強く影響してしまうのかもしれません。
もちろんジャッジがいい加減な気持ちでプレーしているということはないでしょう。その試合後にはこう語っています。
ワールドシリーズの敗北は死ぬまで僕につきまとうだろう。
それくらい真面目で責任感の強い選手なんですね。
ポストシーズンなど大舞台のチャンスでジャッジが打てない理由!
それは、レギュラーシーズンでの彼の活躍が示していることだと思います。今季のジャッジ選手は打率 .331・53本のホームランを打っています。
ですがポストシーズンとなると、「打てない」「弱い」と言われています。
2024年のワールドシリーズでは打率が .222とレギュラーシーズンに比べ1割以上下がっています。
今季の第1戦目でも、無死満塁のチャンスに打順が回ってきたのですが、三振に倒れてしまいました。
野球に関してど素人の私が思うこととして、ですが、やはり本番に弱いのかな、と思います。
いえ、メジャーリーグの試合なんてすべてが本番だと思うのですが、ここぞという勝負どころに強い弱いってあるんじゃないかと思うんですよね。
メジャーリーグの一流選手と言えどもポストシーズンともなるとやはり違った雰囲気、緊張感があると思いますし、責任感のある選手ならプレッシャーは尚更ではないでしょうか。
ただそこで、緊張ゆえに萎縮して普段の実力が出せないのか、それでも出せるのかは別な話なのかな、と。
こんな話もあります。
ジャッジは2022年にア・リーグの記録を更新するシーズン62本塁打を放ちMVPに輝いた。メジャー最速となる901試合目で通算280号に到達するなど、今季もすでに32本塁打を放っている。
一方でライバル、レッドソックス相手には通算打率.234。97試合で25本塁打を放っているが、OPS.829と物足りない成績となっている。
引用元:Full-Count
ポストシーズンとまではいかなくとも、やはり強豪のライバル相手だと思うと普段通りのパフォーマンスがしづらくなってしまうのでしょうか。
名門ヤンキースのキャプテンとしてのプレッシャーが半端ない!?
ジャッジ選手はヤンキースの第16代目のキャプテンとの事ですが、ヤンキースのキャプテンとして認められるには、
実績プラス人格
が必要だとのこと。そのような人材が見つからず、ヤンキースは過去に何度もキャプテン不在の時期があったんですね。前キャプテンのジーター以後も8年間の空白があったとの事。
リーダーに求められる要素には、信頼構築力、コミュニケーション力、問題解決スキルなどと並んで、Humble(謙虚)さもある。穏やかな人柄で知性に富むジャッジは、新人王に輝いた2017年から程なくして、チーム内で存在感を発揮。キャリアの早い段階でリーダーの資質をみせていた。
引用元:Forbes
ジャッジ選手はその実力もさることながら、その人格がチームメイトたちや首脳陣からの信頼を得ていたんですね。
そんなジャッジ選手ですから、キャプテンとしての責任感も人一倍強いものがあるものと思われます。
ですが、ここ一番の勝負所では逆にその思いの強さが、力み過ぎだったり裏目に出てしまっているのではないでしょうか。
「勝って当たり前」「優勝して当たり前」
という、名門ヤンキースのキャプテンのプレッシャーは半端ないものがあるものと思われます。
もちろん、この後ジャッジがポストシーズンでも素晴らしい成績を残す可能性はあります。
ですがいずれにしろ大切な試合で打てなかったり、エラーをしてしまったという過去は彼の脳裏に焼き付いて離れないのかもしれません。
ただ、そういう辛さ、苦しみを味わったジャッジ選手だからこそ今後、プレイヤーを退いて監督などに就任することがあったとしたら同じような選手の気持ちを分かってあげることができる名監督になるんじゃないかなと、そんな気がします。
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