この記事を書いているのは2025年10月15日、先ほどナショナルリーグ優勝決定戦の第2戦が終了した時点です。
山本由伸投手がブルワーズ相手に完投勝利を飾りました。これで2連勝となります。
今更ながらですが、今回は
なぜドジャースは強いのか?
その理由について私が個人的に考えたことを書いてみたいと思います。
ドジャースが強い理由について自分なりに考えたこと
前に書いた記事の中でも白状しているのですが、私は決して野球に詳しいわけではありません。
大谷翔平さんの活躍が気になり、タイミングが合えばたまに大谷さんの打席に合わせてちょこっとテレビ観戦したりしてそれが少しずつ、ドジャースの勝ち負けも気になり出したり、とその程度です。
そんな野球ど素人の私ですが、ひとつ感じていることがあります。
今のドジャースって、何かお互いに助け合ってる気がするということです。
例えばなんですが、今日の試合では大谷選手が久しぶりにタイムリーヒットを打ったのですがポストシーズンではずっと不調でしたよね。
その次の打席でも満塁で三振してしまいました。
ですがチームはナショナルリーグ西地区で優勝した後、ポストシーズンでもワイルドカードシリーズに続いてディビジョンシリーズを勝ち抜き、現在のリーグチャンピオンシップシリーズに至っています。
もちろん今日の試合で言えば山本投手の活躍に尽きると思います。
ただ、レギュラーシーズン中は今日のような素晴らしいピッチングをした日でも、打線がつながらなかったり、交替した中継ぎや抑え投手が打たれて負けてしまったということは何度もありましたよね。
ですが今日は大谷選手も久しぶりにヒットを打ちましたし、他の選手も活躍して5点取り山本投手を援護しました。
昨日の試合では勝つには勝ったんですが、抑えに入った佐々木投手も打ち込まれたりしてヒヤヒヤでしたね。
最後は、相手の打者がデッドボールになる球を避けていなければ押し出しで同点というところまでもつれました。
それでも勝ちは勝ちですよね。
佐々木朗希投手と言えばドジャースに入団後、今シーズン序盤で負傷者リストに入りなかなか活躍の場が無かったのですが、ポストシーズンでは不調の中継ぎ陣に代わって救世主のごとく活躍しています。
レギュラーシーズン終盤にかけて、中継ぎの投手陣は打ち込まれてしまうことが多かったのですが、前半ではロングリリーフで頑張っていました。
その分、先発の投手は後半戦やポストシーズンにおいても実力を発揮できたのではないでしょうか。
テオスカー・ヘルナンデス選手においては守備や走塁に関して怠慢プレーだなどと批評されることも多いのですが、ここ一番というところでホームランを打ったりしてチームに貢献しています。
ベッツ選手に関しては、シーズン前半は体調不良などもあり成績も振るいませんでしたが、後半そしてポストシーズンに至っては、打撃はもちろん守備も素晴らしくチームに貢献しています。
と、書いていけばキリがないのですがとにかく、誰かの調子が悪いときは他の誰かがカバーしている、そんな印象なんですよね。
ずーっと好調が続く選手なんているわけがないですから。
大谷選手に関して言えば、
やっと不調の波が来たんだ…
そんな気がします。今までが良すぎただけです。
では実際にドジャースの選手たちの中で、お互いに助け合っていこう、そんな意識はあるのでしょうか。
ドジャース選手たちの【チームワーク】意識はどこから来るのか
などと考えていたら、こんな記事を見つけました。
7月15日、オールスター戦の前日会見で山本投手がチームメイトについて語っています。
記者からの、
山本投手にとっていいチームとは?
という質問に対して、
「強いとか弱いとかもちろん大切ですけれど、チームワークはドジャースに入ってより学んだと思う。誰かが調子を悪くても、みんなで背中を押すようなチーム。そういうチームワークの大切さを学びました」
引用元:YAHOO!ニュース
先述したように、山本投手がいいピッチングをしてもなかなか味方が点を取ってくれなかったり、中継ぎ投手が踏ん張れなかったりして勝てないということが何回もありました。
それでも山本投手は不満を言ったり腐ったりすることなく、淡々と投げ続けたんですね。
そこには彼が語ったそういう思いがあればこそできたことなのかな、と。
おそらくですが、そういった時の他の選手たちの悔しさや申し訳ない思いというものを山本投手は感じていたのではないでしょうか。
そしてそれはドジャースの選手たちの間での共通した感情なんじゃないかな、そんな気がします。
今日の試合で決勝点となるホームランを打ったマンシー選手も、インタビューで語っていたのは自分がどうのではなく、とにかく山本投手を讃えていたのが印象的でしたね。
2024年ワールドシリーズで優勝できた理由 そこに何があった!?
昨年、ドジャースはワールドシリーズを制覇しましたが、シーズンを振り返って大谷選手がやはり同じようなことを語っていたようです。
誰かが調子が悪い時に、それを全員でカバーする試合が多かった
と。
それはただ単に試合に勝つためというだけではなく、根底にお互いのチームメイトへのおもいやり、愛情があるからこそなんですね。
ワールドシリーズ戦の優勝を決める決定打となる、犠牲フライを放ったベッツ選手はこう語っていたそうです。
今日の試合に勝ったのは思いやりです。それがすべて。愛であり、根性。本当に素晴らしい
そしてロバーツ監督も、チームへの愛を語っています。
野球というものは、チームメイトとの思い出だ。
采配について何かと批判されることも多いロバーツ監督。
実際、私も試合を見ていて
えっ…!?
と感じたこともありました。
ですが根底にある、ロバーツ監督のドジャースというチームに対する愛情というものはきっと選手たちも感じ取っているはずですし、だからこそチーム全体がそのようなムードになっているのではないでしょうか。
その雰囲気こそが、チームの結束力につながり良いチームワークとなってうまく噛み合い、強いドジャースを作り上げている、そんな風に感じました。

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